UQ WiMAXはなんとなく安心、なんて大嘘

UQ WiMAXは本家プロバイダーと言われています。なんとなく本家プロバイダーだから安心だろう、とおもって契約しようと思っている人が多いようですが、考えなおすことをおすすめします。

まず、なんでUQ WiMAXは本家プロバイダーと呼ばれているのでしょうか。

当然ながら、モバイル通信事業を行うには無線電波の帯域を確保しなければなりません。実は、この帯域は無限にあるわけではなく、有限のものなのです。この帯域を好き勝手に使うとすぐにいっぱいになってしまい、無線電波は繋がらなくなってしまいます。

目には見えませんが、電波も混雑することがあるのです。人混みの中で携帯電話が繋がらなくなって経験はありませんか?あれは電波を使っている人が多すぎて、目には見えない電波が混雑している状態です。ちょうど、高速道路で車が渋滞しているようなものです。

なので、「モバイル通信のビジネスを始めたい」と思っても、勝手に電波を飛ばす回線設備を作ってはいけないのです。実は、無線電波の帯域は国が管理していて、これを使うには国が許可を出さなければなりません。

10年ほど前、無線電波の帯域が空いたので、「これを使いたい人手を挙げて〜」という感じで国が募集をしました。何社かが応募した中で、UQコミュニケーションズがこの帯域を利用することを許可されました。そんなわけで、UQコミュニケーションズはこの帯域を使ってモバイル通信事業を始めました。それがWiMAXです。

そういうわけで、UQ WiMAXが本家プロバイダーと呼ばれています。

でも、WiMAXを提供しているプロバイダーって他にもたくさんありますよね。例えばGMO、nifty、biglobe, so-netなどなど…おそらく家電量販店のWiMAXも入れれば、20社ほどあるのではないかと思います。

これらのプロバイダーが国から帯域を利用する許可を得ているのかというと、得ていません。「え、無免許でやってるの?違法」かと思われた方もいるかもしれません。もちろん違法じゃありません。

実は、UQ以外のプロバイダーはUQから回線設備やらなにやらを丸ごと借りているのです。こういうプロバイダーをMVNOと言います。日本語で言うと、仮想移動体通信事業者です。

移動体というのは、通信する部分が移動可能ということです。WiMAXはどこにでも持ち運んでインターネットに繋ぐことができますよね。そういうものを移動体と言います。「移動体通信」は「モバイル通信」という意味です。

「仮想」というのは、自分の会社で通信設備を持たないのに通信事業をやっていることです。

ちなみにUQはMNOと言って、移動体通信事業者といいます。仮想がとれてるわけですね。

話を元にもどしましょう。

UQ以外のプロバイダーはUQから回線を丸ごと借りているということは、つまりどのプロバイダーでも使っている設備は同じということです。プロバイダー間の差がでないということですね。

そういう理由で、UQ WiMAXは高いだけの普通のWiMAX回線です。だってどこで申し込んでも同じなのですから。

WiMAXプロバイダーの選び方

WiMAXはいろんな会社が出していて、初心者には何が違うのかわからないかもしれません。

まず、大事なのは料金が安いものを選ぶということです。

なぜかというと、WiMAXはどのプロバイダーを選んでも速度は変わらないんです。WiMAXの回線設備はUQコミュニケーションズ一社が管理しており、どのプロバイダーからWiMAXを利用しても結局利用するのは同じ回線です。なので、WiMAXはどのプロバイダーを選んでも速度は変わりません。

速度が変わらないということは、料金がより重要になってきます。同じ商品が違う値段で売られていたら、当然安いほうを選びますよね。同じように、WiMAXも安いプロバイダーを選んだほうが絶対に得です。とはいっても、WiMAXはプロバイダーが変われば全く同じ商品というわけではなくなるので注意が必要です。そのあたりは後ほど解説します。

料金以外の要素としては、サポート体制があります。

例えば、サポートの電話が無料かどうか、すぐ繋がるか、対応は丁寧か、という点がチェックポイントです。

サポートの評判が悪いのは、GMOとくとくBBです。このプロバイダーは料金はかなり安いのですが、サポートはかなり悪い評判が目立ちます。サポートダイアルが繋がりづらく、繋がったとしても数十分待たされます。ただ、対応は親切でした。

GMOとくとくBBのサポートダイアルはGMOとくとくBBでWiMAXを契約していない人も利用できます。この点も、電話が繋がりづらい原因の1つでしょう。GMOとくとくBBを契約することを検討している人が電話をかけてくるので、成約率は上がるのでしょうが、すでにWiMAXを利用している会員の人にとってはメリットがありません。

サポートの評判が良いプロバイダーとしては、niftyやbiglobeが上げられます。この2つのプロバイダーはGMOほどではありませんがキャッシュバックも充実しているプロバイダーです。

niftyは会員以外のサポートダイアルは基本的に不可能です。会員だけに絞ってサポートダイアルサービスを提供しているので、いつでもすぐにつながります。非会員にはサポートダイアルを提供していないので、新規契約者を何割か取りこぼしているでしょうが、会員にとっては嬉しいサービスですよね。

それからGMOとくとくBBのデメリットをもう1つ。それは、解約手続きが面倒なことです。WiMAXはどのプロバイダーでもそうなのですが、契約期間は2年間です。この期間内に解約してしまうと、違約金をとられます。これは2年過ぎればいつでも解約できるわけではなく、2年使った後1ヶ月の契約更新月があり、その後また2年間の契約期間が始まります。つまり、1ヶ月間の契約更新月の間に解約しなければなりません。

GMOとくとくBBは、この解約方法が面倒です。書類を郵送して手続きしなければなりません。申し込みはネットでできるのに、です。手続きをわざと面倒にして、契約延長しやすいように仕向けているとしか思えません。

niftyやbiglobeではそんなことはなく、ネット上で解約手続きを簡単に行えます。解約を予約することもできます。

WiMAXを選ぶ際には、料金とサービスの質の2つのポイントが重要です。